概要
四国の地方自治体・JETRO連携プログラムにおいて、地場ものづくり企業群の海外販路開拓を支援した事例です。
支援対象となった中小ものづくり企業は、海外に商品を販売したいという意欲を持っていた一方で、Webサイト、商品情報、海外向け訴求、問い合わせ導線など、基礎的なマーケティング基盤が十分に整っていませんでした。
海外販路開拓に取り組む際、最初から大規模な広告や展示会出展に進むのではなく、まず自社の強み、商品価値、ターゲット市場、Web上の受け皿を整えることが重要です。
そこで、「ものづくり企業WEB入門」研修コンテンツの開発・登壇、各社のキックオフMTG、課題ヒアリング、個社別アクションプラン策定を実施しました。
その結果、支援対象4社それぞれが海外向けWeb基盤整備に取り組み、今後の海外展開に向けた具体的なアクションを明確化しました。
支援前の課題
1. 海外販売への意欲はあるが、何から始めればよいか分からなかった
地場ものづくり企業の多くは、商品や技術には強みを持っています。
一方で、海外向けにどのように情報発信し、どのような顧客に届けるべきかについては、十分な知見がないケースが多くあります。
2. Webの基礎が整っていなかった
海外バイヤーや消費者が商品に興味を持った際、まず確認するのはWeb上の情報です。
しかし、支援対象企業の中には、海外向けページがない、商品情報が不足している、問い合わせ導線が分かりにくいといった課題がありました。
3. 企業ごとに課題が異なっていた
ものづくり企業といっても、商品カテゴリ、ターゲット市場、販売チャネル、社内体制は企業ごとに異なります。
そのため、共通研修だけでなく、個社ごとの状況に合わせたアクションプランが必要でした。
支援内容
1. 「ものづくり企業WEB入門」研修の開発・登壇
海外販路開拓に向けて必要なWebマーケティングの基礎を学べる研修コンテンツを開発し、登壇しました。
Webサイト、商品ページ、ターゲット設定、海外向け情報発信、問い合わせ導線など、初めて海外展開に取り組む企業にも理解しやすい内容に整理しました。
2. 各社のキックオフMTGと課題ヒアリング
支援対象企業ごとにキックオフMTGを実施し、現状の課題、商品特性、海外展開の意向、社内体制を確認しました。
これにより、各社の課題を個別に把握し、実行可能な改善施策へ落とし込みました。
3. 個社別アクションプラン策定
4社それぞれに対して、海外向けWeb基盤整備に向けたアクションプランを策定しました。
ページ改善、商品説明の見直し、ターゲット市場の整理、問い合わせ導線の整備など、各社が次に取り組むべき具体的なステップを明確化しました。
成果
1. 支援対象4社の海外向けWeb基盤整備を推進
支援対象4社に対して、海外向けWeb基盤整備の方向性を提示し、各社の課題に合わせた改善を進めました。
2. 個社別に次のアクションを明確化
研修とヒアリングを通じて、各社が「何から手をつけるべきか」を明確にできました。
3. プログラム全体の満足度向上に貢献
プレースホルダー数値として、参加企業満足度[X%]などの成果指標を整理できる形で、自治体・JETRO連携プログラムの価値向上に貢献しました。
成功のポイント
今回の成功要因は、共通研修と個社別支援を組み合わせたことです。
海外販路開拓の基礎を全体で学びながら、実際の課題は企業ごとに深掘りすることで、実行につながる支援が可能になります。
本事例では、Web入門研修、キックオフMTG、個社別アクションプランを組み合わせることで、地場ものづくり企業が海外展開へ踏み出すための基盤を整えました。
まとめ
本事例では、四国の地方自治体・JETRO連携プログラムにおいて、地場ものづくり企業群の海外販路開拓を支援しました。
Webの基礎が整っていない企業に対し、研修、課題ヒアリング、個社別アクションプラン策定を実施し、海外向けWeb基盤整備を推進しました。
中小ものづくり企業が海外展開に取り組む際の、初期支援として有効な事例です。

